RPAの定義

RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)とはRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)

SNSシェア
2024年2月16日

RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)について

RPA(Robotic Process Automation)とは、コンピュータを利用したホワイトカラーの業務を自動化する仕組みや概念のことで、そのための機能を提供するソフトウェアをRPAツールと呼びます。
RPAツールを利用することで、Excelファイルの内容をWebアプリケーションに転記するといった定型的な作業を自動化することができ、業務の効率化を図ることができ、また手作業のようなミスが発生しないのもRPAのメリットです。
RPAツールによっては、プログラミングの知識がないユーザーでも業務を自動化することが可能であり、現場主導で業務を効率化できることも大きなメリットと考えられます。

ロボティックプロセスオートメーション(Robotic Process Automation)、通称RPAは、これまで人間のみが対応可能と想定されていた作業、もしくはより高度な作業を、人間に代わって実施できるルールエンジンやAI、機械学習等を含む認知技術を活用して代行・代替する取り組みです(※)。
今回は、このところ国内の金融機関でも導入が急速に拡大しているRPAの代表的な機能や導入の留意点を説明します。(読み:アールピーエー)
※日本RPA協会よりhttp://rpa-japan.com

RPAとAIの違いとは?

RPAとAIの違いは、意思決定を自動化するか否かです。一方、AIはシステム自身が判断した作業を実行し、大量のデータに基づいて意思決定を行います。
RPAは万能ではなく、得意な分野と不得意な分野があり、AIとの比較をまとめると、RPAの強みは単純作業を正確にこなすことにあり、AIの強みは人間の判断を一定の精度で代替できることです。

RPAの特徴とメリット、デメリット

RPA AI
特徴 決められたルールに基づいて処理 ビッグデータに基づいて判断を自動化
メリット 定型業務を正確にこなす 判断が必要な業務をこなせる
デメリット 判断は人間が決めておく必要あり 判断の正確性はAIによって異なる

RPAとマクロ(Excel)の違いは?

RPAとマクロは、どちらも「コンピュータ上で定型的な作業を自動化する」ために使われますが、それぞれ異なる特徴があります。

自動化の範囲

RPAもマクロも定型業務を自動化するものだが、自動化できる業務の範囲に違いがあります。一方、RPAはOfficeアプリケーションをはじめとする様々なアプリケーションやシステムを利用して業務を自動化できるのですが、RPAの種類によって自動化できる業務の範囲が異なります。

プログラミング知識

RPAはツールによって様々なアプリケーションを自動化することができ、プログラミングを知らなくてもある程度実装することができるます。
マクロ(Excel)はVBAと呼ばれるプログラミング言語の知識が必要で、主にOfficeアプリケーションを自動化するものです。ただしRPAにせよマクロにせよ、業務を自動化するためには、まずどのような動作を行うのかを設定・指定する必要がありますが、現場の担当者が作成する場合はRPAの方が適していると思われます。

RPA VBA(マクロ)
Officeアプリケーション以外の自動化 できる できる できない
プログラミングの知識など 基本的には不要 必要